仕事をしていると、同じような業務をしているのに、作業の捉え方だったり、考えが違うひともいるんだなぁとしみじみ思います。
なぜこのように違いが生じるんだろう?と考えたときに、焦点をあてたのが「ものごとの考え方」です。
そして「点で考える」ひと、「線で考える」ひとに分けてみました。
…そもそもこの考え方自体、あまり馴染みがないですかね?
職場の先輩としょっちゅうこの話をしているので、自分の中ではすっかりひとつのものの見方として確立していました。笑
私の会社は規模小さめなので、ひとりで受け持つ業務が幅広く、「線で考える」ほうが業務を行っていくうえでは効率的です。
効率を重視したい私は「線で考える」ことをベースにはしているのですが、場合により「点で考える」ことが必要なときがあります。
このように、「点」と「線」で考えるようになってからは、状況に応じて使い分けをするように心がけています。
今回は、仕事を例にまとめていこうと思います。
「点で考える」とは
ものごとを”それぞれ””イチ”としてとらえる考え方です。
1つの作業を、”イチの作業”として完結させることに注力する。
そのため、「点で考えること」は作業分担をするときに役立ちます。
1つの業務を細分化→そこから一つの作業として成り立たせる。
仕事を振り分ける立場の人にとっては大切な視点です。
また、逆の立場の方、作業をするひとは
- 自分が行っている作業が「業務の中」の1つであること
- 作業ひとつひとつが繋がってひとつの業務になっていること
この点を意識すると、次のステップに進んだ際に業務を吸収しやすくなりますね。
注意すべきは、「1業務」を担当しているときです。
点で考えていると、作業同士が繋がっていないことから、ただ作業を行う手数が増えてしまう恐れがあります。
また、手数が多くなるためミスが出やすい状況にもなります。
1業務を行う場合に大切なのは、「線で考える」思考です。
「線で考える」とは
始まりから、ある程度終わりまでを見据えて考えることです。
「俯瞰的に見る」状態と近しいかもしれません。
「線で考える」と表現はシンプルですが、実はこの考え方をするためには「知識の下準備」が必要です。
例えば、なにか新しいことを始めるとします。
このときも終わりまで見据える必要があるので、どのようにすれば辿りつけるのか考えるときに
- 現在の運用との兼ね合い
- 他業務との兼ね合いを考えたスケジュールの組み立て
- どの部署に協力を仰ぐ必要があるか
などなど、今の状況を知らなければ終わりまでを見据えることができません。
そのためには、
- 自分の業務にはどのような後続対応があるのか
- 自分が作成している資料はどのような用途で利用されているか
- 周りの人はどのような業務をおこなっているか
自分の行っていることだけではなく、日頃から周りのことにも目を向けて、考えることが大切です。
まとめ
今回は、普段から私が仕事のときに意識している考え方をかいてみました。
「点で考える」=ものごとを”それぞれ””イチ”として考える
「線で考える」=始まりからある程度終わりまでを見据えて考える
最終的には「線で考えることをベース」に、「点で考える思考も持つ」ことが理想的です。
新入社員の方々は、もしかしたら最初は「点の作業」を行うことが多いかもしれません。
その作業がどのような意味があるか、前後はどのように繋がっているかを意識をしながら行いましょう。
線で考えるためには、付随していることを把握している必要があります。
少しずつ少しずつを点を積み重ねて、線の思考を作り上げていきましょう。
コメント